全僕にできる恩回し

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USJから学ぶマーケティング入門

 

 

ディズニーよりユニバ派だからか(いや多分きっと違う)

 

ユニバのマーケティングすご!森岡さんすご!って話。

 

業績V字回復したのは、マーケティングの力なのか!と思うとワクワクする!

 

2001年の開業年度には1100万人の集客だったのが、翌年には700万人に急降下し

2004年には事実上の経営破綻していた状況だったらしい。

 

そこから何とか踏みとどまるも、集客数に伸び悩んでいたところに

森岡さんが入社し、マーケティング部長からCMOとなり

マーケティングを統括することによって、毎年入場者数が増加している。

(2016年度で、1,460万人)

 

森岡さん主導で一体何をしたのか、どうしてV字回復を実現することができたのか

というのが、この本には書かれており、

 

マーケティング入門の本としてうってつけの本になっている。

 

 

端的にいうと、

「消費者志向になった」

の一つに集約されると森岡さんは述べる。

 

どういうことか。

それはつまり、お客さんが本当に喜ぶことを考え抜いた、ということ。

 

テーマパーク業界では、圧倒的にクリエイティブ中心(作り手が自分たちが面白いと思うものを提供する)だったのを、マーケティングドリブンにし、

 

「作ったものを売る会社から、売れるものを作る会社(p.32)」に変えたのだ。

 

これ、マーケティングコンセプトの流れからすると当然のことなのだが、

テーマパーク業界では、上記したようにクリエイターの力がとても強くて、できていなかったんですって。

 

 

で、仮説思考とゼロベース思考によって問題の本質を正確に捉え、

その解決の手段を考える。

これも当たり前のように聞こえるんだけれども、それができていない企業が多い。

 

USJでも、当初なぜ入場者数が減っているのかをきちんと把握できていなかった。

 

ビジネスドライバー(ビジネスが「伸びる・伸びないの本質」である「衝くべく焦点」)がどれなのかを、徹底的に考え、それに注力することが大事なわけで

 

ユニバは

「(主にハリウッド)映画ファンのためのパーク」から「世界最高のエンターテイメントを集めたセレクトショップ」へと変え、(潜在的ファン層の拡大)

「低年齢層の子供連れ家族の集客」のための施策(ユニバーサルワンダーランド)をうち、

「遠方(関東や海外)から人が集まるためのものすごいコンテンツ(ハリーポッター)を用意」した。

んで、

TVCMで、新ブランドメッセージ(世界最高を、お届けしたい)を打ち出し、ブランドイメージを強化して行ったのだ。

 

余談ですけど、

ユニバのCMっていいですよね。

メッセージがはっきりしていて、「行きたい!」という気持ちを強くさせる。見ているだけでワクワクする。

 

www.youtube.com

 

広告の仕事などやっていると

「この企業は何のためにこの広告出しているのだろう」って疑問に思う

ことがある。

せっかく巨額のお金を投下するのだから、目的意識をきちんと持っているのかどうか、もう一度よく考えたい。

 

 

話戻って。

 

・なぜ日本ではマーケティングが弱いのか

マーケティングがなぜ大事か

・そもそもマーケティングって何か

マーケティング思考とは、なぜ大切なのか

・戦略とは、戦術との違いは(「どう戦うか」と「どこで戦うか」)

・戦略の良し悪しを決める4S

(サステイナビリティ・セレクティブ・サフィシエント・シンクロナイズド)

マーケティングフレーム

(目的【objective/WHY】・目標【WHO】・戦略【WHAT】・戦術【HOW】)

・5C分析

マーケティングミックス(4P)

 

などなど、ほんとマーケティングを勉強する入り口として最適な気がする。

 

ユニバのハロウィンなどを事例に説明しているからとってもイメージしやすくてわかりやすい。

 

 

中でも個人的に、ブランド論、ブランドエクイティは超基礎的かつ大事な話なので少しだけ抜粋。

 

ブランドエクイティとは、「消費者の頭の中にあるブランドに対する一定のイメージ」(p.70)で、ブランドエクイティを築くための一連の活動をブランディングという。

 

要するに、

マーケティングの仕事」

=「自社ブランドを売れるようにすること」

=「消費者の頭の中に自社ブランドが選ばれる必然を作ること」

=「競争に有利なブランドエクイティーを築くこと」

=「ブランディング」(p.70)

 

ということ。

簡潔だけど、わかりやすい。

 

 

んで、最後に、マーケターに向いている人や、キャリアの選び方までご丁寧に書いて下さっている。

 

就活中に人にもおすすめしたい本ですね。

 

以上